設立の経緯

2017年11月17日、当財団設立者である株式会社LIFULLの経営陣は、当財団代表理事の石川善樹より「Well-Being研究に助成する財団を設立したい」という相談を受けました。

石川は「予防医学からフィットネス産業をはじめとする予防産業が生まれたように、Well-Beingという学問領域に助成することで学問が発展していけば、やがて、その研究成果を基にした産業を生まれる。そうすれば、世界中の人々がより満たされた、より幸せな、より良い人生を送ることができる」と熱く語りました。

株式会社LIFULLは「常に革進することで、より多くの人々が心からの「安心」と「喜び」を得られる社会の仕組みを創る」を経営理念に掲げ、世界中のあらゆる「LIFE」を、安心と喜びで「FULL」するために、住宅・不動産分野を基軸に、様々な分野へ事業を展開し、そのエリアは世界に拡大しています。

その事業群は、主に、自社での新規事業の立ち上げにより形成してきています。

石川の相談を受けたLIFULL経営陣が、侃侃諤諤の議論の末に行きついた結論は、「自分たちが事業を生み出すだけでなく、学問の発展を支援することでWell-Being産業が生まれれば、よりはやく世界中の人々のLIFEをFULLにできるのではないか」ということでした。

「Well-Being」という学問領域はまだ立ち上がったばかりであり、主に西洋の、極めて一握りの研究者によって細々と行われているのが現状です。

言うまでもなく、世界的にWell-Being研究を発展させていくためには、西洋だけでなく、日本を含む東洋やイスラム、アフリカなど、グローバルでの研究活動の推進が不可欠となります。

同時に、「Well-Being」という学問領域に魅力を感じ、「この分野になら一生を捧げてもいい」と思える未来の研究者の育成も重要となります。

わたしたちは、「Well-Being」という学問領域に貢献することを通して、社会の持続的な進歩に寄与することを目指します。